「肥満と腰痛の駆け込み寺」アンナカカイロプラクティックにてあなた様の駆け込みをお待ちいたしております。

2011年03月21日

放射線が心配な方へ・・・

 こんにちは!
 アンナカカイロプラクティック
 あんなカイロです!!

 今日は春分の日ですがあいにくの雨模様です。
 雨のせいか朝の冷え込みはそれ程ではなかったようですが、安中方面の今日の最高気温は13℃とのこと。
 暑さ寒さも彼岸までという事で、だんだんと暖かくなることを期待したいですね。

 さて、昨日辺りから農産物のことが騒がれ始めました。
 風評被害が心配されます。
 専門的な知識がないといろいろな情報に振り回されてしまいますので、騙されないようにある程度の知識が必要になってきます。
 そこで、Twitter 上で東大病院の放射線治療チームが分かり易くツイートしていますので紹介します。

放射線が心配な方へ・・・

 東大病院放射線治療チーム
@team_nakagawa 東京都文京区
東大病院で放射線治療を担当するチームです。医師の他、原子力工学、理論物理、医学物理の専門家がスクラムを組んで、今回の原発事故に関して正しい医学的知識を提供していきます。

 http://twitter.com/#!/team_nakagawa

 Twitter のアカウントのお持ちでない方のために以下に読みやすいように古い順に転載致します。

===>>>以下 転載開始

☆3月20日
 福島第一原発の冷却システムの復旧が視野に入ってきました。いまだ、予断を許しませんが、仮にこのまま、新たな放射性物質の放出が減っていくとすると、これまでに飛散した放射性物質のなかで、“セシウム(Cs)“が問題となるはずです。

 飛散した放射性物質のうち、最も多いのが、放射性ヨウ素(I-131)で、次が、放射性セシウムです。ただ、I-131は8日毎に半分になっていきますから、3ヶ月もすれば、ほぼゼロレベルになりますが、放射性セシウムの半減期はもっと長いので問題になります。

 福島市の水道水のなかに、2種類の放射性セシウム、Cs-134, Cs-137が検出されています。Cs-134の半減期は約2年、Cs-137では約30年です。とくに、Cs-137は土の中などに長い間存在して、放射線を出し続けるので注意が必要です。ただし、その量は極めて微量です。

 ちなみに、放射性セシウムの半減期が30年といっても、排尿や代謝によって体外に放出されます。その結果、人体に影響を及ぼす、実効的な半減期は100日程度といっていいのです。

☆3月21日
 では、昨日の続きです。放射性ヨウ素(I)やセシウム(Cs)による内部被ばくによって、具体的にどの程度の健康被害が起きるのでしょうか。内部被ばくについて考える前に、「放射能(Bq:ベクレル)」と「被ばく量(Sv:シーベルト)」の違いについて見てみましょう。

 Bq(ベクレル)というのは、一秒間あたりの放射性物質の崩壊数を表します。いわば「放射能」のことです。「崩壊」を理解するには、Cs-137を例に早野先生が作成くださった図を参照ください:@hayano http://bit.ly/gYdQ8s

 例えば、放射線物質であるCs-137(セシウム137)は、安定なCs-133に比べて中性子の数が多過ぎ、一個の中性子が陽子に変わります。これをベータ崩壊と言います。 @hayano http://plixi.com/p/85469791参照。 Cs-134(セシウム134)も同様です。

 崩壊した時に出てくるベータ線やガンマ線(放射線)が、人体にダメージを与えます。そのダメージを「被ばく量(Sv:シーベルト)」で表しています。「放射能(Bq:ベクレル)」と「被ばく量(Sv:シーベルト)」は密接な関係にあります。放射能が増えると被ばく量も当然増えます。

 食物に含まれる「放射能(Bq:ベクレル)」が、それを摂取する私たちにどれだけ「被ばく量(Sv:シーベルト)」を与えるかは、放射性物質の種類、取り込み方(吸引か経口か)、私たちの年齢などによって変わります。これらを考慮すれば「放射能(Bq)」から「被ばく量(Sv)」に変換できます

 では、まずCs(セシウム)を見てみましょう。Cs-134(セシウム134)は、3月16日8時に福島市で水道水中に1kgあたり25Bq(ベクレル)観測されました。それ以降は観測されていません。

 被ばく量に変換するためのCs-134(セシウム134)の「変換係数」は、大人で0.019μSv/Bqです。つまり、1Bq(ベクレル)で、0.019μSv(マイクロシーベルト)の被ばく量であると計算できます。この「変換係数」は、私たちの年齢などによって変わります。

 では、3月16日8時に福島市での水道水を2リットル飲んだとしましょう。体内には50BqのCs-134が取り込まれます。「変換係数」を使うと0.95μSv(マイクロシーベルト)の被ばくです。同様にCs-137では、0.86μSvの被ばくです。両方足し合わせると、1.81μSvです。

 3月19日、ホウレンソウに1kgあたり524Bq(ベクレル)のCs(セシウム)が観測されました。Cs-134かCs-137か内訳はわかっていませんので半分ずつだと仮定します。このホウレンソウを100g食べたとすると、トータルで0.84μSv(マイクロシーベルト)の被ばくとなります

 ちなみに私たちは日頃から食物に含まれる放射性K(カリウム)による被ばくを受けています。それは1年で100〜200μSv(マイクロシーベルト)と推定されています。

 今推定したCs(セシウム)の被ばく量は、放射性物質を一度摂取したことによって70歳になるまでに蓄積されるであろう被ばく量を表します。もちろん年齢による代謝や食生活の違いによって個人差も生じると考えられます

 ここで推定されたCs(セシウム)の被ばく量は少ないように見えますが、食品衛生法上の暫定(ざんてい)規制値を越えているのも事実です。規制値を越えた食物の流通を管理することで、国民の安全が確保されると考えています。

 放射性物質であるヨウ素I-131は各自で見積もりをされてみてください(追って回答を示します)

 放射性物質であるヨウ素I-131の「変換係数(μSv/Bq)」は、0歳で0.140、1〜6歳で0.075、7〜14歳で0.038、15〜19歳で0.025、大人で0.016です。ホウレンソウ中に観測された量は、最大1kgあたり15,020Bqでした。

 ホウレンソウで観測された放射性物質の量は、ホウレンソウが洗われていない状態で測定されているようです。したがって今皆さんが見積もった被ばくは過大評価されているかもしれないと意識しておいてください。また、乳児はお母さんの母乳から摂取するとします。乳児は、ホウレンソウは食べられません!

===>>>以上 転載終了

 また、放射線の影響についての解説がネット上から見られますので以下にご紹介します。

===>>>以下 転載開始

3月20日13時
 毎日新聞の「Dr.中川のがんから死生をみつめる」に今回の原発事故の放射線の影響の解説が掲載されました。onlineで閲覧できます。「放射線被害、(住民にとって)現状は皆無」

===>>>以上 転載終了

 群馬県でも「ホウレンソウ」や「カキナ」から放射性物質が検出されたとの報道が今朝ありました。
 今後起こるであろう風評に惑わされないように、ある程度自分で判断できるしっかりとした情報を知識として身に付けて冷静に対処していきたいと思います。
 いろいろな情報をいろいろな角度からながめることで本当の姿が見えてくるように思います。
 それがインターネットを上手く活用するためのポイントではないかと私は考えます。

 また、食物に関しては放射性物質も確かに気になりますが、よりも特に輸入されている食物の農薬、保存料なども注意する必要があります。
 
放射線が心配な方へ・・・

          「食べるな、危険!」 日本子孫基金

 私たちは知らないうちに普段から様々な有害物を口にしている可能性があります。
 これを機会に「食の安全」について考えてみてはいかがでしょうか?

☆その他の情報

 東大放射線治療チームがツイッターで医学知識提供(ゆかしメディア)

 東京大学医学部附属病院放射線科の中川恵一です。(PDF)



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Posted by あんなカイロ at 13:09 │徒然なるままに

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