2010年10月28日
骨のお話し:その3
こんにちは! あんなカイロです!!
今日は「群馬県民の日」だそうですが、朝から生憎と冷たい雨の一日になってしまいましたね。
12月下旬の陽気だそうですが、風邪には気を付けたいですね。
さて、今日は、「骨のお話し:その3」で行こうと思います。
それでは、カルシウムのお話しの続きから・・・
(第3頸椎の模型)
前回お話ししましたように、大量にカルシウムが体内に入ってくると、カルシウムの濃度が上がりすぎないように腸管からの吸収率を下げたり、腸管から便に排出させたり、腎臓から尿として排出させたりして、血液中のカルシウムの濃度が上がらないようにします。また、この時、骨に圧迫力が加わっていると骨を強く保とうとして、多すぎたカルシウムを骨にどんどん吸着しようとしますが、骨に圧迫力が加わっていない場合(寝たきりやあまり動かない生活)、カルシウムを尿としてどんどん排出させてしまいます。
反対に、カルシウムの摂取が少ないと、血液中のカルシウムの濃度が徐々に減少していきますが、100mlあたり8.7㎎以下(若干の個人差はありますが)になると、細胞が正常に働かなくなり、生命すら脅かされてしまいます。そうならないように、腸管内のカルシウムを積極的に体内に吸収しつつ、尿や便に排出されないようにして、骨のカルシウムを溶出させて血液中のカルシウムの濃度を高めようとします。
骨は硬くて何の変化もないと思っている方も多いと思いますが、顕微鏡で見てみると絶えず「形成」と「吸収」を繰り返しています。この形成と吸収を行っているのが骨を形成する細胞の「骨芽細胞」と、骨を侵食して再吸収する「破骨細胞」です。「骨芽細胞」が自分で作った骨の中に埋もれてしまって休止している状態が「骨細胞」です。これらの細胞は連携して古い骨を溶かして常に新しい骨を作りだしていますがこのことを「骨代謝」といいます。
このように、ヒトの一生を通じて骨は絶えず吸収(カルシウムの溶出)され、新しい骨が形成(カルシウムの沈着)されています。骨のカルシウムは幼児では1年ごとに100%、成人では1年ごとに18%の割合で交代しています。骨のつくり代えは、先ず、破骨細胞が骨を再吸収(酸を分泌して骨を溶かす)して、次に骨芽細胞が新しい骨をつくることを繰り返していますが、このサイクルは約100日かかるといわれています。このように、骨は毎日毎日少しずつではありますが、常につくり代えられている、ということをよく覚えておいてください。
先ほどちょっとお話ししましたが、骨に圧力がかかっていると骨にカルシウムが吸着して骨が強くなります。骨に力がかかり圧力が増すと、その部分がマイナスに帯電します。このことを「圧電効果」または「ピエゾ効果」といいますが、骨で起こるものを「骨ピエゾ効果」といいます。体内ではカルシウムはイオン化しているのでCa2+となって漂っておりますので、圧力がかかってマイナスに帯電しているところにプラスの電荷をもったCa2+、つまりカルシウムがくっつこうとするわけです。このように、力がかかって骨の圧力が増した所に、その部分をまるで補強するかのようにカルシウムが沈着するような仕組みになっているんですね。実によくできています。ですから、ただ単にカルシウムを摂ったからと言って骨が強くなるとは限らないのですね。
大切なことは、骨に力をかけて圧を増すという行為が必要となってくるわけですが、具体的には何をすればいいのでしょうか?最近ではようやく、「カルシウムを摂りましょう」の他に「運動をしましょう」と言うようになってきました。では、どんな運動が効果的なのか?という疑問が湧いてきますが、ズバリ言いますと「歩行」歩くことが最も効果的なわけです。なぜって人間は歩いて進化し、歩くことで成長してきたからです。歩く時に骨にかかる力の強い所にカルシウム(Ca2+)が吸着して身体の骨格が出来上がっていくからです。
それでは、どのように歩けば良いのかというお話しになりますが、今日はちょっと長くなってしまいましたので、次回にしたいと思います。
骨を強くして老化を防ぐためには、歩くことが必要だという事を覚えておいてください!!
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「肥満と腰痛の駆け込み寺」 アンナカカイロプラクティックです。
高崎、安中、富岡にお住まい、またはお仕事をされている方で、腰痛や肩こり、寝違いなどでお困りの方、骨盤矯正やO脚矯正にご興味のある方、体重のことでお悩みの方など、お気軽にお電話ください。
★★★ただ今、カイロプラクティックの初検料¥2100-のところを無料にさせていただいております。
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お電話は、027-388-8830
お電話お待ち致しております。
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今日は「群馬県民の日」だそうですが、朝から生憎と冷たい雨の一日になってしまいましたね。
12月下旬の陽気だそうですが、風邪には気を付けたいですね。
さて、今日は、「骨のお話し:その3」で行こうと思います。
それでは、カルシウムのお話しの続きから・・・
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前回お話ししましたように、大量にカルシウムが体内に入ってくると、カルシウムの濃度が上がりすぎないように腸管からの吸収率を下げたり、腸管から便に排出させたり、腎臓から尿として排出させたりして、血液中のカルシウムの濃度が上がらないようにします。また、この時、骨に圧迫力が加わっていると骨を強く保とうとして、多すぎたカルシウムを骨にどんどん吸着しようとしますが、骨に圧迫力が加わっていない場合(寝たきりやあまり動かない生活)、カルシウムを尿としてどんどん排出させてしまいます。
反対に、カルシウムの摂取が少ないと、血液中のカルシウムの濃度が徐々に減少していきますが、100mlあたり8.7㎎以下(若干の個人差はありますが)になると、細胞が正常に働かなくなり、生命すら脅かされてしまいます。そうならないように、腸管内のカルシウムを積極的に体内に吸収しつつ、尿や便に排出されないようにして、骨のカルシウムを溶出させて血液中のカルシウムの濃度を高めようとします。
骨は硬くて何の変化もないと思っている方も多いと思いますが、顕微鏡で見てみると絶えず「形成」と「吸収」を繰り返しています。この形成と吸収を行っているのが骨を形成する細胞の「骨芽細胞」と、骨を侵食して再吸収する「破骨細胞」です。「骨芽細胞」が自分で作った骨の中に埋もれてしまって休止している状態が「骨細胞」です。これらの細胞は連携して古い骨を溶かして常に新しい骨を作りだしていますがこのことを「骨代謝」といいます。
このように、ヒトの一生を通じて骨は絶えず吸収(カルシウムの溶出)され、新しい骨が形成(カルシウムの沈着)されています。骨のカルシウムは幼児では1年ごとに100%、成人では1年ごとに18%の割合で交代しています。骨のつくり代えは、先ず、破骨細胞が骨を再吸収(酸を分泌して骨を溶かす)して、次に骨芽細胞が新しい骨をつくることを繰り返していますが、このサイクルは約100日かかるといわれています。このように、骨は毎日毎日少しずつではありますが、常につくり代えられている、ということをよく覚えておいてください。
先ほどちょっとお話ししましたが、骨に圧力がかかっていると骨にカルシウムが吸着して骨が強くなります。骨に力がかかり圧力が増すと、その部分がマイナスに帯電します。このことを「圧電効果」または「ピエゾ効果」といいますが、骨で起こるものを「骨ピエゾ効果」といいます。体内ではカルシウムはイオン化しているのでCa2+となって漂っておりますので、圧力がかかってマイナスに帯電しているところにプラスの電荷をもったCa2+、つまりカルシウムがくっつこうとするわけです。このように、力がかかって骨の圧力が増した所に、その部分をまるで補強するかのようにカルシウムが沈着するような仕組みになっているんですね。実によくできています。ですから、ただ単にカルシウムを摂ったからと言って骨が強くなるとは限らないのですね。
大切なことは、骨に力をかけて圧を増すという行為が必要となってくるわけですが、具体的には何をすればいいのでしょうか?最近ではようやく、「カルシウムを摂りましょう」の他に「運動をしましょう」と言うようになってきました。では、どんな運動が効果的なのか?という疑問が湧いてきますが、ズバリ言いますと「歩行」歩くことが最も効果的なわけです。なぜって人間は歩いて進化し、歩くことで成長してきたからです。歩く時に骨にかかる力の強い所にカルシウム(Ca2+)が吸着して身体の骨格が出来上がっていくからです。
それでは、どのように歩けば良いのかというお話しになりますが、今日はちょっと長くなってしまいましたので、次回にしたいと思います。
骨を強くして老化を防ぐためには、歩くことが必要だという事を覚えておいてください!!
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高崎、安中、富岡にお住まい、またはお仕事をされている方で、腰痛や肩こり、寝違いなどでお困りの方、骨盤矯正やO脚矯正にご興味のある方、体重のことでお悩みの方など、お気軽にお電話ください。
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Posted by あんなカイロ at 14:09
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