2010年10月20日
骨のお話し:その2
こんにちは! あんなカイロです!!
今日は、「骨のお話し:その2」のお話しをしたいと思います。
前回の「その1」は10月12日だったので1週間以上空いてしまいましたが・・・
(第2頸椎の模型)
骨といえば「カルシウム」とイメージする方も多いかと思います。
「骨が強くなるようにカルシウムを取りなさい」とか、「怒りっぽいのはカルシウムが足りないからだ」と言う言葉を耳にすることがありますね。
カルシウムは身体にとってとても大切なものには変わりありませんが、テレビや新聞、雑誌などで取り上げられるその多くの場合は、骨との関係で語られることが多いようですね。「カルシウム=骨」というイメージが強いのはそのせいかもしれませんね。「その1」でも、カルシウムは鉄筋コンクリートの「コンクリート」のような役目をしていますとお話ししました。圧縮の力には強いが引っ張る力には弱いので引っ張りに強い鉄筋(コラーゲン)と組み合わせて圧縮にも引っ張りにも強い構造体となっているのですね。
さて、人体における無機質の中でカルシウムの含まれる量は体重の約1.5%と多量元素(Ca:カルシウム、P:リン、K:カリウム、S:イオウ、Na:ナトリウム、Cl:塩素、Mg:マグネシウム)の中では一番多いといわれています。ちなみに、体内に含まれる元素の90%以上はC:炭素、H:水素、O:酸素、N:窒素によって構成されています。また、カルシウムの99%は骨組織に含まれています。
生理学や生化学を勉強された方ならご承知のとおり、カルシウムは人体にとってとても重要な栄養素で、血液の凝固反応や筋肉の収縮、正常な神経伝達の機能を維持することには欠かせないミネラルです。そして、血液中のカルシウムの濃度は極めて一定に保たれていて、100mlあたり8.7~9.7㎎以内になければならず、この濃度に乱れが生じると脳や心臓の働きに即異常が生じてしまいます。
人間の神経伝達や筋肉の動き、浸透圧のバランスなどにとってカルシウムはとても重要な役割を果たしていますが、その生命維持にとても重要なカルシウムを骨の中に蓄えることで、骨は体を支える役割とカルシウムを貯蔵する役割を担っています。体内のカルシウムの量に応じてホルモンのなどの働きによって骨に吸着させたり、骨から溶出させたり、また、多過ぎれば尿として排出したりして体内のカルシウムの濃度をうまいこと調整しているのですね(ホメオスターシスなどともよばれています)。
ここで余談を一つ。冒頭で「怒りっぽいのはカルシウムが足りないからだ」という言葉を耳にすることがあるとお話ししましたが、このようにカルシウムはその濃度がほぼ一定に保たれているので、「怒りっぽくなる」というお話し、つまり精神症状とカルシウムの関係は、必ずしもそうとは言い切れないのだとか・・・ カルシウムは神経伝達には欠かせないものなので何となくそんな気がしないでもないのですが・・・
ついでに余談をもう一つ、というかお話しは思いっきり脱線しますが、今日は2回目ということで初めに「第2頸椎の模型」の写真を載せました。この骨の上の方に丸い突起が突出していますがこの突起を「歯突起(はとっき、ではなくて、しとっき)」といいます。亡くなられた方を火葬した時に御骨を整理される方が「これがのど仏です・・・」と言いながら骨壺の中に収めてくれる「のど仏」は実は「歯突起」のことなのですね。一般的に言われている生前の「のど仏」は甲状軟骨ですので跡形もなく燃えてしまいますので・・・
脱線したところで今日はこの辺で終わりますが、次はカルシウムの血中濃度の維持についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。
次回、「その3」をお楽しみに・・・
・・・って、いつになることやら・・・
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「肥満と腰痛の駆け込み寺」 アンナカカイロプラクティックです。
高崎、安中、富岡にお住まい、またはお仕事をされている方で、腰痛や肩こり、寝違いなどでお困りの方、骨盤矯正やO脚矯正にご興味のある方、体重のことでお悩みの方など、お気軽にお電話ください。
★★★ただ今、カイロプラクティックの初検料¥2100-のところを無料にさせていただいております。
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お電話は、027-388-8830
お電話お待ち致しております。
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今日は、「骨のお話し:その2」のお話しをしたいと思います。
前回の「その1」は10月12日だったので1週間以上空いてしまいましたが・・・
(第2頸椎の模型)
骨といえば「カルシウム」とイメージする方も多いかと思います。
「骨が強くなるようにカルシウムを取りなさい」とか、「怒りっぽいのはカルシウムが足りないからだ」と言う言葉を耳にすることがありますね。
カルシウムは身体にとってとても大切なものには変わりありませんが、テレビや新聞、雑誌などで取り上げられるその多くの場合は、骨との関係で語られることが多いようですね。「カルシウム=骨」というイメージが強いのはそのせいかもしれませんね。「その1」でも、カルシウムは鉄筋コンクリートの「コンクリート」のような役目をしていますとお話ししました。圧縮の力には強いが引っ張る力には弱いので引っ張りに強い鉄筋(コラーゲン)と組み合わせて圧縮にも引っ張りにも強い構造体となっているのですね。
さて、人体における無機質の中でカルシウムの含まれる量は体重の約1.5%と多量元素(Ca:カルシウム、P:リン、K:カリウム、S:イオウ、Na:ナトリウム、Cl:塩素、Mg:マグネシウム)の中では一番多いといわれています。ちなみに、体内に含まれる元素の90%以上はC:炭素、H:水素、O:酸素、N:窒素によって構成されています。また、カルシウムの99%は骨組織に含まれています。
生理学や生化学を勉強された方ならご承知のとおり、カルシウムは人体にとってとても重要な栄養素で、血液の凝固反応や筋肉の収縮、正常な神経伝達の機能を維持することには欠かせないミネラルです。そして、血液中のカルシウムの濃度は極めて一定に保たれていて、100mlあたり8.7~9.7㎎以内になければならず、この濃度に乱れが生じると脳や心臓の働きに即異常が生じてしまいます。
人間の神経伝達や筋肉の動き、浸透圧のバランスなどにとってカルシウムはとても重要な役割を果たしていますが、その生命維持にとても重要なカルシウムを骨の中に蓄えることで、骨は体を支える役割とカルシウムを貯蔵する役割を担っています。体内のカルシウムの量に応じてホルモンのなどの働きによって骨に吸着させたり、骨から溶出させたり、また、多過ぎれば尿として排出したりして体内のカルシウムの濃度をうまいこと調整しているのですね(ホメオスターシスなどともよばれています)。
ここで余談を一つ。冒頭で「怒りっぽいのはカルシウムが足りないからだ」という言葉を耳にすることがあるとお話ししましたが、このようにカルシウムはその濃度がほぼ一定に保たれているので、「怒りっぽくなる」というお話し、つまり精神症状とカルシウムの関係は、必ずしもそうとは言い切れないのだとか・・・ カルシウムは神経伝達には欠かせないものなので何となくそんな気がしないでもないのですが・・・
ついでに余談をもう一つ、というかお話しは思いっきり脱線しますが、今日は2回目ということで初めに「第2頸椎の模型」の写真を載せました。この骨の上の方に丸い突起が突出していますがこの突起を「歯突起(はとっき、ではなくて、しとっき)」といいます。亡くなられた方を火葬した時に御骨を整理される方が「これがのど仏です・・・」と言いながら骨壺の中に収めてくれる「のど仏」は実は「歯突起」のことなのですね。一般的に言われている生前の「のど仏」は甲状軟骨ですので跡形もなく燃えてしまいますので・・・
脱線したところで今日はこの辺で終わりますが、次はカルシウムの血中濃度の維持についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。
次回、「その3」をお楽しみに・・・
・・・って、いつになることやら・・・
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Posted by あんなカイロ at 13:30
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