あんなカイロ昼ブログ

　こんにちは！　アンナカカイロプラクティックの
　あんなカイロです！！

　昨日は「立春」でしたね！
　昼間の気温も上昇して、３月下旬の陽気だったとか。
　遠くの山々は霞んでよく見えませんでしたし、車の窓から入ってくる風もチョッと春らしい感じで暦通りに春がやって来た、といった感じがしましたね。

　そんな春の陽気の中、家の庭の福寿草が・・・



　黄色いつぼみを出して来ました！！
　春が来ましたね～

　福寿草と言えば、安中市松井田町上増田の木馬瀬地区に群馬県を代表する福寿草の自生地があります。
　昔からの言い伝えによると・・・
　「江戸の時代の終わりの頃に、幕府きっての天才と呼ばれていた小栗上野介忠順（ただまさ）というお方がおったそうじゃ。そのお方が勘定奉行という、その頃の大蔵大臣をされておったんじゃが、いろいろあって辞めさせられてな、江戸から上野国群馬郡の権田村に移り住むこと願い出たそうじゃ。その権田村へ向かう途中にこの場所を訪れて、幕府を再興するための軍資金を隠すためにここへ埋めたそうな。その後ここに埋められた黄金が、日の目を見ることなく土の中に埋もれていることを悲しんで、春になると土の中から黄金色に輝く花を咲かせるのじゃよ・・・」

　小栗上野介忠順さんは・・・


　このお方・・・
　幕末の天才です。
　当時、アメリカを訪れた際に金貨の純度の違いを指摘して貿易の不平等を改善しようとしたり、日本の工業の礎となった「横須賀製鉄所」の建設に尽力したりと、日本の近代化に奔走されたお方です。
　しかしながら、長州征伐の段取りをつけたりと倒幕側にとっては目の仇にされていたようですので、最後は烏川の河原で処刑されてしまいました・・・
　明治維新を妨害したという歴史上のしがらみで上毛かるたには載せられなかったとか・・・
　そんな小栗上野介忠順のことをもっと知りたい！という方には・・・



　「罪なくして斬らる―小栗上野介 (人物文庫)」　大島昌宏著

　小説なので史実とは若干異なるところもあるかと思いますが、私たち群馬に暮らす者としては、我が群馬にゆかりのある幕末の天才がいったいどんな一生を過ごしたのか、ということは知っておく必要があると思います。

　いつの日か、小栗上野介忠順の功績に日が当たり、「上毛かるた」に彼の名前が刻まれることを願って止まない今日この頃です。



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