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2011年03月24日

冷静な日本人・・・なぜ?

 こんにちは!
 アンナカカイロプラクティック
 あんなカイロです!!

 今朝はまた寒かったですね~っ
 この寒さで、桜前線も停滞中のようです。

 昨夜も計画停電でしたが多少慣れてきたせいもあり、それ程苦にならなくなってきました。
 午後10時までの予定でしたが、8時には電気の供給が始まったようです。
 だんだん停電の時間も短くなって来たようですね。
 ガソリン不足も徐々に解消されつつあるようです。
 今までの便利過ぎる生活を見直す必要があるように思います。

 さて、1995年の阪神・淡路大震災の時にも全世界で話題になった「日本人の冷静さ」ですが、今回の大震災における日本人のことが海外で称賛されていることはご存じの方も多いと思います。
冷静な日本人・・・なぜ?

 「生死を左右する水を配給しているというのに整然と並んでいる・・・」
 このような写真を見た海外の人が、自国では我先にと水や食料に群がるのに信じられない、という声が1995年当時、世界のいたる所で上がったとか・・・

 先ほど、こんな記事を見つけました。

 「スイス人が大仰天、日本人の規律・礼儀正しさ
  仏教それとも儒教の影響なのか、心理学者が強い関心示す」
 Japan Business Press 2011.03.24(Thu)岩澤 里美


★===転載/ここから===>>

 「秩序がこんな大惨事を克服するのに役立っている」――東北関東大震災が起こった翌日3月12日、スイス最大の日刊紙ターゲス・アンツァイガーは、こんな見出しの記事を載せた。

◎非常時に冷静さを保つ~西洋人には理解できない

 スイスのどの新聞でも、津波や地震の記事、災害の経済的影響、在日スイス人の地震体験談などを大きく載せていた中で、異色の記事だった。

 大惨事の中にあっても、規律を守り、礼儀正しい行動をする日本の人たちの様子はスイスでも報道されている。

 非常時に冷静さを保てることは、一般の西洋人にとって理解しにくい。スイスでも、近年、寿司やマンガなど以外にも、日本の文化が幅広くかなり紹介されるようになってきたものの、まだ日本や日本人についてよく知らない人は多い。

 「なぜパニックにならないのか」「なぜ、そんなに我慢強いのか」と不可解に感じる人も多いのだろう。この疑問を、同紙は日本の芸術や日本的生活様式に精通したドイツ在住の美術史家クヌート・エドラー・フォン・ホフマン氏への質疑応答という形で説明した。

 1つには、よく言われることだが、歴史的な観点で、日本人が自然災害に慣れていて、どのように向き合っていくかを学んできたからだ。

◎自然災害は天罰だと考える米国人

 津波や地震は何も新しい事ではなく昔からあった。自然災害に対して多くの人が大変なことではないように振る舞うのは、日本人の精神であると答えている。

 もう1つのカギは宗教だ。フォン・ホフマン氏は仏教を挙げる。カリフォルニアでの地震を引き合いに出し、米国人は些細な自然災害を大惨事のように受け止め、天罰だと信じがちだが、日本では全く異なるとする。

 仏教(特に禅)は一神教のような強力な神を持たず、自然災害は自然の一部であると見なすため、日本人の心の支えになる。人々は生存したらそれを喜び、すべてを元通りにして落ち着きを取り戻すようにする責任があると考えていると解説している。

 この記事は、地方新聞などスイスの複数のメディアが各自サイトで即日転載していた。

 また、もう1つの日本の国民的宗教である神道にも言及するメディアもある。原発事故後の3月16日、スイス国営放送は同サイトで、天皇陛下による国民へのビデオメッセージと併せて「パニックなし~なぜ日本人はいつも冷静でいられるのか」と報じた。

◎日本人は家族や友達以外には内心を見せない

 日本人が冷静でいることを理解するには、宗教について知ることが不可欠だとする。ただし本記事では神道についても、そして仏教についても具体的な信仰の中身までは入りこんでいない。

 日本人は非常に大地と密着していて自然に合わせている反面、捕鯨も原子力発電も是認していて、純粋に宗教という面から見るとつじつまが合わないことをしていると指摘したあとで、日本人のストイックな冷静さは宗教の伝統の結果であると言っているだけだ。

 さらには国民性も関連していると指摘する。日本人は感情が湧かないのではなく、内面では非常に揺れ動いているけれども、家族や友だちなど親しい人の間以外では感情を表面に出さないことが日本の文化なのだと、チューリヒ大学ダビット・キアヴァッチー日本学教授のコメントを載せている。

 この日本的な自制心の強さは先のフォン・ホフマン氏も述べているし、スイスの高級紙として知られるノイエ・ツルヒャー・ツァイトゥングも触れている。

 「どんな時も他人に対して礼儀正しく、感情を激しく表現しないことは国民性でしょう」

◎日本に残る、中国で失われた儒教の伝統

 仏教(禅)に造詣が深く、長年チューリヒ大学で日本の宗教を講義したり、日本で日本人の心理について研究生活を送ったこともあるブルーノ・リーネル氏(昨年12月JBpressに登場)も、筆者からの電話インタビューでそう答えた。

 連日続く日本人の精神論の報道では述べられていないが、リーネル氏によれば、この国民性は儒教の影響が大きいという。

 「確かに、仏教の大きな概念の1つは無常で、仏教も関連はある。でも目上の人を敬ったり礼儀を重んじる思想は儒教からきていて、日本人が専門家や知識のある人に信頼を寄せる傾向があるのも儒教思想の表れだ」と言う。

 儒教は中国が発祥だが、中国事情にも詳しいリーネル氏は、今や中国にはほとんど儒教思想はないと語る。

 中国メディアやインターネットの中国版書き込みなどで日本人のマナーの良さに賞賛の声があったと聞いているが、背景には儒教思想を失いつつある中国の人たちの羨望があるのかもしれない。

◎社会の中の居場所を気にする日本人

 ただし、リーネル氏は次のように強調する。「今回の東北関東大震災は、日本の人たちが本当に冷静でいるのか、不安が非常に強い状態またはショック状態にあって無表情のように見えているのかは分からない」。

 3月18日、ターゲス・アンツァイガー紙は再び、不安や心の痛みを表さない日本の国民性を取り上げた。

 原発事故によって被災者とともに、特に関東圏の住民たちの不安が一気に高まっているが、多くの人は不安なのにそれを出さない。その理由を、今度は社会学的な観点からとらえている。

 日本ではグループや組織の中で自分の居場所を見つけることが大事とされていて、日本人はすでに子供の時から自分をグループに合わせることを学び始める。そのため集団の中で居場所がなくなることに非常な苦痛を感じる。

 もし自分にとって普通のこと・正常なことが崩れたら自分の居場所がなくなり、落ち着かなくなる。だから、すべてを正常のままにするには自分自身が正常さを保つようにすればいいと考える、という。

◎日本の惨事に涙する多くのスイス人

 最後に同紙は、西洋人のように自然災害でパニックになる必要はないが、人的災害を引き起こした電力会社や政府にもっと抗議してもいいのではないかとまとめている。

 スイスにおいて、日本人の心理や行動様式の分析はまだ報道が続くかもしれない。公にいろいろと紹介されれば、日本人に対する理解はより進むはずなので歓迎したい。

 しかし、パニックにならないことに焦点が当たっているとはいえ、日本の人たちの不安はスイスの人たちには十二分に伝わっている。少なくとも私の周りでは、今回の大惨事に心が痛んで夜眠れないとか、涙したりするスイス人の姿を目撃した。

===>>転載/ここまで===★

 長い引用で恐縮です・・・

 天災を「神の怒りにふれた」と思う日本人はあまりいないと思いますし、宗教と結びつけるという事にはあまりピンときませんが・・・
 日本人は昔から自然と共に暮らしていたので、人が犠牲になることはとても悲しいことですが、天災も自然の一部と、無意識のうちに頭の中に組み込まれているように思います。
 非常時には自分だけ良ければといった考えよりも、みんなで助け合ってこの危機を乗り切るといった考えが昔から日本人の心の根底にあったようにも思います。
 長いこと農耕民族であったことで、自然と共存し、集団で助け合いながら暮らしていたという大昔からの考えが、私たち日本人の心の中にDNAのようなのもとして受け継がれているんじゃないかと思います。

 でも実際はそんな美談ばかりではなくて、群馬でもガソリンの盗難が起こったり、被災地では火事場泥棒のようなことが行われていたり、女性が乱暴されたりしているという事はあまり報道されません・・・
 こんな状況でも、自分だけよければ・・・と思っている人も少なからずいるのも事実だと思います。

 しかしながら、多くの日本人がこのような過去から引き継がれた「助け合う気持ち」をもって行動するということは、理屈じゃなくて、当たり前のこととして感性で行動している結果なんじゃないかと思う今日この頃です。

 力を合わせて・・・



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Posted by あんなカイロ at 15:55 │徒然なるままに

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