あんなカイロ昼ブログ

近江が四回に集中打！高崎を破る／センバツ

　第８４回センバツ高校野球大会第４日（近江７－２高崎、２５日、甲子園）第４試合は９年ぶり３度目出場の近江（滋賀）と３１年ぶりに甲子園に戻ってきた高崎（群馬）が対戦。２４日に降雨のため三回途中ノーゲームとなり、仕切り直しの一戦は近江が７－２で高崎を破った。

　序盤は競り合いとなった。高崎は一回表、金子が左翼線に適時二塁打を放ち１点先制。近江は直後の一回裏、藤原が左中間への適時三塁打で同点とした。三回に近江が藤原の右翼線に落ちる適時打で１点を勝ち越すと、高崎も直後の四回表に倉金が左越えの適時二塁打を放ち、再び同点とした。

　近江は四回裏、一死二塁で津坂の中前適時打で勝ち越し、さらに福井、橋本、藤原の３者連続の適時打でこの回４点を加えた。六回には一死満塁から代打・宮北の中犠飛で１点追加し突き放した。

　近江先発の村田は五回以降、ランナーを出しながらも要所を締め、２失点で完投した。

　高崎は序盤に同点に追い付くなど粘りを見せた。九回には振り逃げなどで好機をつくったが、再び追い付くことはできず。３１年ぶりの甲子園で初勝利を挙げることはできなかった。

近江が集中打で高崎下す　選抜高校野球第４日

（２５日、近江７―２高崎）

　近江の集中打が光った。同点の４回。先頭鯰江の右前安打を口火に６単打を集めて４点を奪取。高めに浮いた速球を逃さなかった。右腕村田は低めをついて１５の内野ゴロを打たせ完投。高崎は４回、同点後の無死二塁を逃すなど、好機に最少得点にとどまった。

　○村田（近）　１回に先行を許したが、２失点完投。「序盤はなぜか力んだが、後半になるほど力みが抜けた。全員で守り勝ててうれしい」

　○福井（近）　５打数３安打の主将。「全部の打席がつなぐ意識でした。やってきたことを信じていました」

　●島田（高）　７失点で完投。　「悔いはあるけど、実力不足。高めの直球を狙われた。制球力をつけて甲子園に戻ってきたい」

　●境原監督（高）　「相手のたたみかける攻撃が見事で、圧倒された。場面に応じた我慢、開き直りができず、甲子園用の野球をしてしまった」